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学説が雑誌「ネイチャー・エコロジー・アンド・エヴォリューション」に掲載され、ベルギーのルーヴェン・カトリック大学が短く紹介している。
発表された学説によれば、現在の猫たちはあるとき世界の2つの地域でほぼ同時に発生し、そこから世界中に拡散していった。
第1のグループは東南アジアを発祥の地とするもので、紀元前4400年には欧州で普及していた。
第2のグループは古代エジプトから生まれ、地中海などの貿易路を通じて拡散していった。
欧州ではこれらの猫は地元の野生動物と混血したため、多くの種類の猫が生まれた。
この説はルーマニアからアンゴラまでの広い地域に生息する200匹以上のネコの遺伝子を調べた結果、得られたもの。
先の報道によると、米ペンシルバニア大学の獣医学助教授カルロ・シラクサ氏は、猫のしっぽの動きに注意を払うことで猫の気分や意図を読み取ることができるという説を発表している。