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    新燃岳の噴火(アーカイブ、2011年)

    およそ10億人に脅威 人類を待ち受ける致死的な噴火

    © AFP 2017/ Kazuhiro Nogi
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    日本人は火山の上に暮らしていると言えなくもない。宮崎と鹿児島県境の新燃岳も6年の眠りから目覚めて噴火し、そこから発せられる火山ガスが付近の住民の生活を脅かしている事実もそうだ。とはいえ、火山の脅威に晒されているのは、実は日本人だけではない。

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    先日、英ブリストル大学の調査で、世界各地の火山活動が過去500年の間に奪った人命がほぼ30万人に達することが明らかにされた。この際、最も高い死亡率が示されたのは火山から数十キロ圏内だった。なかには有毒な火山ガスが170キロも離れた場所まで到達した例もあった。

    火山の噴火で人間にとって最も危険なのは高温の火山岩、灰、ガスが一緒となった溶岩流。溶岩流は時速600キロ以上の高速度で進みながら、当たりをすべて飲み込み、破壊していく。その上、含まれる火山ガスの温度は最高摂氏1000度にまで達する。溶岩流が押し寄せてきたら助かる見込みはなく、たいていの場合は呼吸困難に陥って死亡する。多くの火山は文字通りガス爆弾を発射しているようなものだ。噴き上げられた火山灰は高い高度で雲となるため、これによって空の交通に支障がきたされるだけでなく、地上にも広範にわたって太陽光線が届かなくなる。

    学説では、大きな危険をはらむ巨大火山は世界に今、20か所ちかく挙げられており、そのうちのわずか1つが噴火しただけでも地球上の生命全体には実際的な脅威となる。

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