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学者らによると、すべての手順を守ったとしても、歯科材料を詰めたその境目には遅かれ早かれ小さな溝ができて微生物が増殖する。
トロント大学のベン・ハットン氏によると、学者たちは近年、歯科材料に抗生物質及び、それに接触すると細菌が破壊される物質を加えることでこの問題を解決できるとの結論に達した。
開発された技術により、抗生物質の分子が歯科材料の表面に「埋め込まれる」。
最初の実験では、それがつくられてから2年後でさえ、このようにして埋め込まれた治療用ナノ粒子が虫歯の原因であるレンサ球菌やその他多くの微生物を死滅させた。
これはこの歯科材料が、それが埋め込まれた人のほぼ全生涯を通じて歯を保護できることを物語っている。
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