スプートニク日本
KOBECが調査した鬼界カルデラは古代の大規模な海底噴火の結果形成されたもので、そのカルデラの下部から突き出た部分に今回、高さ600メートルの溶岩ドームが発見された。ドーム内には41立方キロものマグマが蓄積されているものと推定されている。このマグマが今後100年間に噴火する確率は推定で1%たらずではあるものの、ひとたびその事態となれば、1億人が死に至るとされている。インディペンデント紙が報じた。
研究者らは海中ロボットを用いて海底地形のより詳しい調査を計画している。これによりマグマの蓄積する速さを特定し、超巨大火山が出現する原因を探る。
超巨大火山の噴火は稀有な現象ではあるものの、発生すれば火山灰や化学物質の降下により太陽光線が遮られ温度が低下する「火山の冬」現象を引き起こしてしまう。