10:40 2020年11月24日
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トランプ米大統領の月面探査再開計画のために米航空宇宙局(NASA)は、広視野赤外線サーベイ望遠鏡(WFIRST)の製造を打ち切る可能性があり、科学者らはこれを「天文学にとっての大惨事」だと呼んでいる。SpaceNewsが報じた。

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米国天文学会のミーガン・ドナヒュー会長は「最近の10年間の調査で最も優先度の高い宇宙天文学ミッションであったWFIRST終了を受入れることはできない。提案されたNASAの天文物理学予算10%削減は、次の5年間でおよそ10億ドルに達し、米国の天文学を機能不全にするだろう」と批判する。

今週初め、トランプ政権は2019会計年度の予算教書を議会に提出。教書でトランプ氏は、NASAの予算を5億ドル(約530億円)を増やし、200億ドル近くにすることを提案した。

NASAの主な課題は、NASAを月面に戻すという大統領のプランの実現となる。この課題の直接ないし間接的な課題に予算の約半分が当てられる予定だ。宇宙天文学や国際宇宙ステーション(ISS)での協力、地球の気候の観測など、他のプログラムの予算は大幅に削減される。

議会がこの予算教書を通した場合、WFIRST計画は完全に終了となる。

WFIRSTは3つのミッション、ハッブル宇宙望遠鏡、広域赤外線探査衛星(WISE)、現在建造中のジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡のイデオロギー的後継計画であり、3つを置き換えるはずだった。NASAの計画では、WFIRSTは初めて太陽系外惑星の写真を直接撮り、ダークエネルギーの謎を改名し、どのように宇宙に物質が分布しているかを理解するはずだった。

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研究, 天文学, 惑星, 科学, 宇宙, NASA, 米国
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