1300万人からなる過去最大の家系図、遺伝学者が発見

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遺伝学者らは、現在の欧州、米国、オーストラリア、南アフリカに住む1300万人ほどを統合する過去最大の家系図を「育て」た。彼らの共通の祖先は65世代前に地球に住んでいた。論文は科学誌『Science』に掲載された。

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米ニューヨーク州にあるコロンビア大学のヤニフ・エンリッヒ氏は「家族関係のほか、長寿遺伝子がいかにそれを持つ人の寿命に影響するかを明らかにできた。平均、持ち主は他の人々より5年長く生きる。この差は思われるほど大きくない。喫煙は例えば、10年間の寿命を取り上げる」と述べる。

近年、新たな親類を見つけ、祖先について新たな知識を得るため、自身の家系図を交換し合う多くのサイトがインターネットに登場している。

エンリッヒ氏率いるチームは、こうした大手サイトのユーザーが残した8600万の家系図記録を分析し、計算数学と遺伝学の手法を用いて彼ら全ての親類を探した。

驚いたことに、米国、カナダ、英国など欧州諸国、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランドなど世界各地に住んでいた1300万人ほどからなる1つの家系図を発見できた。

共通の祖先は比較的最近、65世代前に生きていたと判明した。これは欧州が急速に全世界に進出し始めた、クリストファー・コロンブスなどが生きていた大航海時代のことだ。

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