「生態学的な大惨事」:フランスではなぜ鳥がいなくなりつつあるのか?

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フランスで3月20日、農耕地の鳥の減少に関する報告書が発表された。フランス国立科学研究センターと国立自然史博物館の学者らが2つの研究を並行して行い、「過去17年間で農業地帯の鳥の数が3分の1に減少した」という一つの同じ結論に達した。

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通信社スプートニクは、フランス鳥類保護連盟のジェレミー・デュピュイ氏に、何が起こっているのか、また農耕地の鳥の消滅を食い止めるにはどうしたらいいのかについて質問した。デュピュイ氏は、次のように答えた-

「これは生態学的な大惨事だと言える。生物多様性が衰退し始めたのは昨日のことではなく、地球上、そしてフランスでも多くの生物種が絶滅の危機に瀕した。農業地域では、鳥類が食物連鎖の最上位に位置している。そして、これらの種の保全に問題がある場合、それはシステム全体の状態が悪いことを意味している。近年、農薬が広く使用され、農業はますます機械化され、すべての収穫時期が早まっており、農業の方法が変化している。鳥類にはそれに適応する十分な時間がなく、これらすべてが鳥類の大量絶滅を引き起こしている」。

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デュピュイ氏は、農業の方法を修正することで状況を改善できるとの見方を示している。

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