07:38 2018年08月21日
放射線、研究(アーカイブ)

セミパラチンスクの「原子湖」の調査に日本人が協力

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カザフスタンの国家核センターと日本原子力研究開発機構の環境安全センターは、1965年、セミパラチンスク核実験場で行われた地下核爆発実験の結果、形成された人工貯水池のエコシステムについての合同調査に乗り出す。

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セミパラチンスクで行われたのはソ連初の工業的な熱核爆発だった。この結果、巨大な漏斗上の穴があき、そこに雨水やチャガン川からの水が流れ込んで貯水池が出来上がった。この貯水池は「原子湖」、プロジェクトは「チャガン」と名付けられた。プロジェクトの目的は水の乏しい地区に地下核爆発によって人工的な貯水池を作ることだった。カザフスタンではこれと同じ方法で湖を作る計画がいくつも建てられた。その数は40か所はくだらない。1960年代末、残留放射能の人体への影響が調査され、生物学者らによって植物相におびただしい数の突然異変や異常な変形が明らかにされると、プロジェクトはしぼんでいった。

今回、研究者らは放射線レベル、水辺やその付近の土壌における放射性同位体のコバルト60、セシウム137、ユウロピウム152、ユウロピウム154の分布状況や、晴天の時のこれらの空中拡散を知りたいと思っている。入手された情報を基に、学者らは周りの環境、付近住民に原子湖が及ぼす否定的影響を制限するためのサジェスチョンを策定することになっている。

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原子力, 研究, 環境, ソビエト連邦, 核問題, 日本, カザフスタン
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