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日本で臭いを検知するデバイスが、ロシアでは味を検知するデバイスが発売された

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7月1日、日本で悪臭検知器が発売された。タニタはその製品に「エチケットチェッカー( Tanita ES-100)」というデリケートな名前を付けた。これを使えば、自分の臭いをチェックすることができる。

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自分の臭いには気付きにくいものだが、この新しいデバイスは10秒で臭いの強さを計測し、0から10の尺度で示してくれる。5以上の数値が出れば、周りに迷惑をかけないよう、すぐに対策をとらなければならない。開発者によると、Tanita ES-100は悪臭を検知するだけでなく、香水やオーデコロンの使いすぎも教えてくれる。タニタによると、このコンパクトなデバイスは、日本でかなりの拡がりをみせているスメハラ(スメル・ハラスメント)を根絶する助けとなるという。

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日本人は、他の普通の人と同じように、不快な体臭を嫌う。しかし同時に、強すぎる香りも嫌がられる。もっとも屈辱的なのは、誰かから臭いと言われることだ。汗の臭いなのか、強い香水の匂いなのかは関係ない。神道では、基本概念のひとつである「浄さ」は臭いがないことと同じである。そのため、日本では臭いの中和剤(冷蔵庫、棚、靴、衣服、さらにはからになったお弁当箱の臭いまで)に対する巨大な需要がある。汗の臭いを吸収するTシャツまで考案されている。長期間シャワーを浴びることができない宇宙飛行士のために特別な生地が開発されている。そのため新製品Tanita ES-100の成功は間違いない。価格は約125ドルである。

ロシアでは、ペテルブルグの学者が「電子舌(E-tongue)」という名のデバイスを開発した。このデバイスは、医薬品を含め、様々なものの味と毒性を検知できる。これが特に重要になるのが子どもの医薬品だ。それ以外にも、T-tongueは飲料水、ジュース、コーヒー、お茶、ポートワインから日本酒に至るまで様々なアルコール飲料にも使用される。イタリア、スペイン、ポルトガル、フランス、ニュージーランドなど、ワイン製造の盛んな国でこの製品への注文が相次いでいるのも納得だ。テストに必要な時間は5分以内。開発者によると、このデバイスは植物油もテストすることが可能で、牛乳を分析することで牛の病気も分かるという。現在、この装置は産業用にしか発売されていないが、学者らはスマートフォンのアプリを付属した家庭用デバイスに改良すべく努力している。

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