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新天体「ゴブリン」、惑星Xの発見に貢献へ

CC0 / Pixabay/LoganArt / Художественное изображение неизвестной планеты
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国際天文学連合(IAU)小惑星センターは2日、太陽系のはるか遠くに位置する新天体について公表した。今回の発見は、太陽系外縁に存在するとされる「惑星X」の実在を裏付ける有力な証拠になるという。米CNNテレビが伝えた。

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同テレビによると、新天体の公式名称は「2015 TG387」で、準惑星に分類されている。2015年のハロウィーンシーズンに初めて観測されたことから「ゴブリン」というニックネームがつけられている。太陽からゴブリンまでの距離は、太陽と地球の間の2千倍以上で、現在は太陽・冥王星間の2.5倍以上のところにある。日本のすばる望遠鏡を使って、その存在が最初に突き止められていた。

ゴブリンは太陽系の他の惑星からあまりに遠く離れているため、これらの惑星の重力に影響を受けることはないが、その動きを分析すると、別の巨大な惑星の重力に「導かれている」ような特徴が確認できるという。観測チームに参加する天文学者のスコット・シェパード氏は、ゴブリンの発見によって太陽系外縁に「惑星X」が実在する確率は9割近くにまで高まったとみている。

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