09:59 2018年12月10日
中国 衛星測位システム「北斗」の人工衛星2基を軌道へ投入

中国、北斗衛星測位システムの開発完了 2020年までに全世界で衛星サービス提供か

© AP Photo / Xinhua/Qian Xian'an
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中国が独自に開発を進める北斗衛星測位システム「北斗-3」2基を搭載した衛星打ち上げロケット「長征3号」の打ち上げ実験が成功した。同国の宇宙開発計画を担う国有企業「中国航天科技集団」が、北斗-3を用いた独自の衛星測位システム開発の完了を発表した。

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衛星ロケットの打ち上げは北京時間午前2時7分、中国南西部四川省にある西昌衛星発射センターで実施された。今回打ち上げられた北斗衛星測位システム「北斗-3」2基は、すでに打ち上げが完了していた他17基とともに稼働する。

中国政府は今年末までに低軌道(約2000キロ以下)と対地同期起動(平均高度約3万6000キロ以下)の中間の中軌道に衛星18基、静止軌道に衛星1基を打ち上げる計画「18プラス1」を目標として掲げている。今月2日には、17基目となる衛星が静止軌道に打ち上げられた。

中国航天科技集団は「かくして中国は北斗衛星測位システムの開発を成功裏に終わらせた。これは同衛星システムが国内システムから国際システムへの移行に際する重要な一歩となった。この衛星システムは今月末までに稼働する。広域経済圏構想『一帯一路』の参加国に対して衛星サービスの提供を開始する」と発表した。

高温核融合炉EAST
© 写真 : Institute of Plasma Physics, Chinese Academy of Science
中国政府は2016年12月、今後5年間の宇宙開発の方針をまとめた『宇宙白書』を公表していた。その中では、同国の衛星システムを利用した、シルクロード経済圏の地域への衛星サービスの提供が目標として掲げられていた。

北斗衛星測位システムは米国の「GPS」に依存しない、中国が独自に開発を進めてきた衛星測位システムだ。中国政府は、2020年までに全世界での衛星サービスの提供を開始するとしている。

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