中国の月探査機「嫦娥4号」、月の軌道に入る

CC BY-SA 4.0 / Qiuqiuziziz / Long march 3B lifting off with chang~e 4Запуск китайского ровера «Чанъэ-4»
Запуск китайского ровера «Чанъэ-4» - Sputnik 日本
サイン
月の裏側探査をミッションとする中国の月探査機「嫦娥4号(Chang’e-4)」が月の軌道に入った。科学系メディア「サイエンス・アラート」が報じた。

スプートニク日本

「サイエンス・アラート」によると、月の裏側探査をミッションとする中国の月探査機「嫦娥4号(Chang'e-4)」が月の軌道に入った。科学系メディア「サイエンス・アラート」が報じた。

日本、2020年に人工流れ星を発生させる計画 - Sputnik 日本
日本、2020年に人工流れ星を発生させる計画
嫦娥4号は、嫦娥3号の予備機で、2013年に月探査機「玉兔」を月の表側に送ったのとほぼ同じミッションとなる。

嫦娥4号は、月の表面上の最も研究されていない領域の1つである「フォン・カルマン」クレーターに着陸する予定。「フォン・カルマン」は長さ約2000キロメートル、深さは最大10キロメートル。着陸は、2019年1月初めとなる。嫦娥4号は月の裏側のサンプルなどを地球に持ち帰る予定はないが、強力なレーダーと移動実験室を用いて月の内部の研究を実施する。

月の裏側への着陸は、非常に難しいミッションとなる。なぜなら、地球に信号を送信するためには、月の近くに複数の中継衛星を常に配置する必要があるからだ。なお中国はすでにこうした衛星を数機有している、たとえば、中継衛星「鵲橋」は月から3万7千キロ離れた場所に位置する。

嫦娥4号はまた、生物学的実験のために、ジャガイモやシロイヌナズナの種、蚕卵が入ったアルミニウム製の容器を月に運び込む。

嫦娥4号は3ヶ月間機能した後、スリープモードに入る予定。

関連ニュース

NASA 深宇宙探査用の有人宇宙船を開発【動画】

ロシア製バイオプリンター 生細胞を用いた器官の3Dプリントを史上初めて宇宙空間で実施【写真】

ニュース一覧
0
コメント投稿には、
ログインまたは新規登録が必要です
loader
チャットで返信
Заголовок открываемого материала