抗がん性抗生物質、世界初の完全再現に成功

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英日研究チームが20年の研究の末、悪性腫瘍との戦いにおける主要武器になり得る天然由来の抗生物質の複雑な遺伝コードを解読した。

スプートニク日本

英リンカーン大学が発表したところ、「kedarcidin」という名前の物質はおよそ30年前、インドの土壌から見つかった。リンカーン大学のマーティン・リア博士と東北大学の平間正博名誉教授は遺伝コードを解読し、実験室で完全な再現に成功した。これから、この抗生物質が薬剤耐性菌に打ち勝ち、がん細胞のDNAを破壊して殺す仕組みを解明する研究が可能になる。

人工的にこの抗生物質を製造することで、次世代の抗がん剤の製造につながる。白血病と悪性黒色腫に対する抗がん剤の効果を高める知見を得ることが可能になる。

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