体に良い食べ物を子どもに摂らせる方法 研究者らが実験

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米国の研究者らは、健康にはいいが、決してものすごく美味しいというわけではない食べ物を、未就学児童が食べる習慣を身につける実験を行なった。そのために研究者らは、子どもたちが健康に良い食品を見たとき、鮮やかで肯定的な気持ちが芽生えるような、特別なフレーズを用意した。

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やる気を呼び起こす言葉は、美味しくはないが健康に良い食べ物への子どもたちの態度を明らかに変えた。科学系ウェブサイト「ユリイカ・アラート(EurekAlert)」が報じた。

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実験には3歳から5歳の87人の子どもたちが参加した。はじめに子どもたちには、ピーマンとトマト、キノア、レンズマメの4つの食べ物を、美味しいと思う順番に並べさせた。

その後、実験として週に2回、子どもたちが「美味しい」と判断した食べ物を食べさせ、残りの時間は、子どもたちがあまり好きではないとした食べ物を出した。その際、好きではないというそれぞれの食べ物について 、これは体に良くて、これを食べると誰よりも強くなり、一番速く走れて、そして誰よりも高くジャンプできるようになるんだよ、毎回説明を行った。

6週間の実験の終了後、子どもたちははじめのうちは、実験中に彼らがうんざりするほど食べさせられた「もっとも体にいい」食べ物を拒否した。しかし、1カ月後もたつと、子どもたちはとても好きではないが、しかし体にいいと説明された食べ物を実験に参加する以前よりも2倍頻繁に食べるようになったことがわかった。

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