19:40 2019年07月20日
サソリ

結核治療にサソリの毒が有効

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米スタンフォード大学の研究者らは、サソリの毒の中に、抗生物資に耐性を持つぶどう状球菌や結核菌を根絶することができる物質を発見した。この研究者らは、メキシコのサソリの毒について研究を行っていた。研究者らはこれらの物質を合成し、マウスの実験でその効果を確認した。研究結果は、スタンフォード大学のウェブサイトに公表された。

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研究者らは、サソリの毒から2つの有効な化合物を分離することに成功した。これらの化合物は、抗生物資が効かない菌に対し効果的に作用する。それらの1つはぶどう状球菌を根絶し、また別の成分は、結核菌を絶やすことができた。

しかし、サソリの天然毒を治療に活用することは、あまりに高額につく。サソリの毒を1リットル得るために必要となる費用は、約1千万ドル(10億8600万円)。そのため、研究者らはこれらの化合物の化学的合成を課題に設定し、そして見事に達成した。

スタンフォード大学はマウスで実験を行ない、人工の類似物が、サソリの天然毒と同様の効果をもつことを証明した。今後、研究者らはこの製剤を人間の治療に応用していくつもりだ。 

抗生物資が効かない深刻な化膿炎症や結核は過去のものになる。また、スタンフォード大学の研究者らによれば、結核は今後25年のうちに完全に根絶される可能性があるという。

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動物, 健康, 研究, 医学
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