18:55 2019年09月21日
国際宇宙ステーション

史上最も高額な科学プロジェクト6件

© 写真 : ESA/Alexander Gerst
テック&サイエンス
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科学の発展は多額の費用を必要とし、時として国家予算を超える場合もある。米国ドキュメントテレビNaked Scienceは、人類史上最も高額な科学実験6件を選んだ。

第6位 スーパーコンピューター「ワトソン」

© AFP 2019 / Ben Hider
スーパーコンピューター「ワトソン」
  • プロジェクト費:9億ドルから18億ドル(約958億円から1916億2千万円)

IBM社は医療診断プロセスの自動化と医療ミス低減を目的として同コンピューターを設計した。

ワトソンは16テラバイトの大記憶容量を持ち、質問に対する答えを迅速に見つけることができる。テレビクイズJeopardyでも優勝したほどだ。

IBM社は、ワトソンのコピーを1台あたり300万ドル(約3億1937万円)で販売する計画だ。

第5位 Superconducting Super collider (SSC、超伝導超大型加速器)

© AP Photo / Ron Heflin
SSC、超伝導超大型加速器
  • プロジェクト費:20億ドル(約2129億円)

アメリカのSSCは世界最強コライダーになり、その威力で大型ハドロン衝突型加速器を上回るはずだった。

しかしアメリカ連邦議会が拠出した資金では不足だった。1993年、米国議会は以降の予算を認めず、本プロジェクトはこの時点で20億ドルを費やしたまま頓挫した。

第4位 キュリオシティ(マーズ・サイエンス・ラボラトリー、MSL)

マーズ・サイエンス・ラボラトリー、MSL
  • プロジェクト費:25億ドル(約2661億4千万円)

火星探査機キュリオシティは、最も高価で複雑な探査機ローバーで、火星表面にも到達した。2012年以来、キュリオシティは火星の気候や地質、土壌を調査し、生命反応を探し、将来の火星飛行に備えたデータ収集を行っている。

第3位 大型ハドロン衝突型加速器
大型ハドロン衝突型加速器
  • プロジェクト費:44億ドル(約4684億円)

CERN(欧州原子核研究機構)が構築した27キロメートルの大型ハドロン衝突型加速器は、2008年、ヒッグス粒子発見という、重要な科学的発見に貢献した。大型ハドロン衝突型加速器は現在も、科学者らが地球の謎を解明するのに役立っている。

第2位 ITER(国際各熱融合実験炉)
© AP Photo / Claude Paris
国際各熱融合実験炉
  • プロジェクト費:216億ドル(約2兆2990億円)

ITERは1985年に当時のゴルバチョフ・ソ連大統領とレーガン米国大統領のイニシアチヴで開始された露米プロジェクトで、後に日本とEUが加わった。ITERの建設地であるEUがプロジェクト費用の50%を負担した。

建設途中でプロジェクト費用が3倍に増大したが、プロジェクトにはさらに中国、インド、韓国の3カ国が参加している。

第1位 国際宇宙ステーション
国際宇宙ステーション
  • プロジェクト費:1500億ドル(約16兆円)

国際宇宙ステーションは人類史上最も高額な人工物だ。実現には各国の努力を必要とした(ただし、主要モジュールはアメリカとロシアのもの)。

国際宇宙ステーションでは膨大な数の科学実験が行われ、宇宙環境が人体、地球の動植物に及ぼす影響の特徴に関し、数多くのデータが得られている。これらのデータは、将来の宇宙移住プロジェクトの実施に必要不可欠だ。

タグ
ISS, 発見, 科学研究, 科学, テクノ, ロシア航空宇宙軍, 宇宙
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