03:34 2019年12月10日
サメ(アーカイブ写真)

絶滅の危機にあるサメ、国際条約の保護対象に キリンとヤモリも追加

© CC BY-SA 3.0 / Albert kok / Tiger shark
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8月28日に閉幕した第18回ワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約、CITES)会議で、絶滅のおそれがあり、国際的保護を必要とする動物リストを拡大する決議が採択された。対象リストにはキリン、ヤモリ、絶滅しつつある18種のサメやエイが新たに加えられた。

ワシントン条約が1975年に締結されて以来、同条約保護下にある野生動植物は一つとして絶滅していない。

8月25日付参加国決議により、ワシントン条約添付文書2の保護対象動物リストには、アフリカキリン(生息数は1985年から2015年に36-40%減少した)、アジアトッケイヤモリ(非合法医療で使用される)、無制限に捕獲されているナマコが加わった。

しかし専門家の意見によると、現在最も危険に晒されているのは、人間の漁に特に脆弱なサメだという。

瀕死のサメ

公開されている統計データによると、毎年、商業漁業により約1億匹のサメが死んでいる。

研究者らは、公式のサメ漁業割当量でさえ極めて高く、多くの種のサメの存続を脅かしていると考えている。サメの成長にはとても時間がかかり、子孫を残し始めるのは成熟してから、つまり30歳以降になる。通常、1匹のサメから生まれるのは2年に1匹あるいは2匹だ。

しかしながら、サメの公式漁に加え、ヒレ捕獲を目的とした非合法漁が広く普及している。フカヒレスープは東南アジア、特に中国で人気がある料理の一つだ。フカヒレスープへの関心はサウジアラビアでも高まってきており、フカヒレは闇市場で高価格で取引されている。

「最後のサメが捕獲されるまで…」

密猟者を捕まえるのは簡単なことではない。ヒレは海上でサメの身体から切り離される。傷つけられ、まだ生きているサメは海に戻され、そして海中で苦しんで死んでいくのだ。

サメを絶滅から救うために長年闘っている、カナダにあるブリティッシュコロンビア大学の海洋生物学者ダニエル・ポーリー氏は、当局がフカヒレ密猟者に対して厳しい措置をとらなければ、「ヒレ狩りは、最後のサメが捕獲されるまで続くだろう」とコメントしている。

サメがワシントン条約加盟国の保護対象リストに加えられた。つまりこれは、サメの国際取引は国家レベルで監督され、サメに存続のチャンスが与えられることを意味している。

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