掘削を始めた火星探査機「インサイト」のセンサー 地中から押し戻される

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火星の地下5メートルを目指して掘削を開始した火星探査機「インサイト」の熱流量計「HP3」のセンサー部分(通称モール 英語でモグラの意)が、なぜか逆戻りをし始め、火星の表面に半分程度飛び出てしまった。Yahoo!ニュースがNASAのジェット推進研究所(JPL)の発表を引用して報じている。

時間にして4時間半ほどの間にモールが20センチほど逆戻りした原因は、モールに内蔵されている掘削用のハンマーが作動した衝撃でモールが浮き上がり、そのタイミングで穴の底に土がたまっていった結果、モールが地中から押し戻されてしまったとみている。

​米メディア「CNET」によると、この掘削計画は、火星や地球のような岩の多い惑星がどのように形成されるのかを研究する目的で行われている。

また同サイトによると、火星探査機「インサイト」は2018年11月に火星に着陸し、これまでに「インサイト」の自撮り写真や、火星の地震や風の音を撮影、録音に成功している。この目覚ましい功績に表して「インサイト」はエミー賞を受賞している。

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