研究者 火星で生命の兆候を発見できる可能性がより高い地域を特定

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2020年夏の火星探査に向け、探査機「マーズ-2020」を開発中の研究者らが、その着陸場所をクレーター「ジェゼロ」に特定した。研究者らによれば、この場所は特に高い確率で古代生物の痕跡を発見できる可能性がある。雑誌『イカロス』が発表した。

2020年にNASAは長期計画である火星探査プログラムの一環で探査機「マーズ2020」を打ち上げる予定で、同探査機は古代の土壌や岩石のサンプルを採取し、生命の痕跡を探すことがすでに報道されている。

350年前にジェゼロは水に満たされ、川が注ぎ込む湖であったと考えられている。こうした古代の川の1つのデルタに「マーズ2020」は着陸を予定している。

NASAの情報によれば、ジェゼロに沿って炭酸塩が大量に堆積した地域が広がっているという。

この物質は水と二酸化炭素の相互作用によって形成されたもので、それらの形成時の火星の気候に関する情報を保存している。

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これらミネラルの構造から大気の構成や火星の表面に水が存在していたのかどうかを知ることができる。

地球ではまさに炭酸塩が海中の無脊椎動物の殻やサンゴの骨格を形成する。

さらに炭酸塩の化石は堆積岩の中で数十億年に渡り見事に保存されている。

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