05:40 2020年08月16日
テック&サイエンス
短縮 URL
0 40
でフォローする

14か月の南極生活で調査隊員の脳は収縮した。ベルリンのマックス・プランク人間開発研究所の研究員らの調査による。この発見は学術誌The New England Journal of Medicineに掲載されている。

被験者となったのはドイツ南極基地ノイマイヤーに14カ月の調査探検に赴いた男性5名と女性4名。調査探検の前後、研究者はMRTで隊員の脳の容積を測定した。これまで派遣隊員は常に同研究所で血液検査を受け、認知能力テストを行っていた。

その結果、調査隊員の海馬容積は減少し、BDNF(ニューロンの発達を刺激・維持するタンパク質)が半減したことが明らかになった。

14カ月で海馬容積は7.2%減少し、特に神経発生と記憶を司る歯状回にそれが顕著であった。平均して調査隊員の歯状回は14カ月間で約4-10%縮小した。

海馬容積の減少は調査隊員の空間把握力や注意力に影響を与えたが、他の認識能力には影響しなかった。脳の他の場所も同じように減少が見られた。

現在研究者らは、これら変化の予防策を探っている。特に、感覚をより刺激するために専門的な身体運動や仮想現実を使うことを提案している。

タグ
科学研究, 研究, 南極, ドイツ
コメント・ガイドディスカッション
スプートニク経由でコメントFacebook経由でコメント
  • コメント