2千年前のイスラエルでは魚醤とワインが大人気=研究

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考古学者らはイスラエルの沿岸都市アシュケロンでの発掘作業の過程で、2000年前の地中海の住民の食の好みを明らかにした。その発掘調査によると、当時の住民の間では魚醤「ガルム」とワインが人気だったという。英字オンラインニュース「Jewish business news」が報じている。

アシュケロンでの発掘作業により、古代ギリシャ人、古代ローマ人、カルタゴ人が好んだという魚醤「ガルム」が、地中海に住むユダヤ人や他の民族の間でも人気があったことが分かった。イスラエルの考古学者らは、ガルムの製造所と製造に用いた樽を発見した。

予想通り、強い香りの魚醤「ガルム」の製造地は住宅地から遠く離れていた。古代のアシュケロンから2キロ離れていた。なぜならば、ガルムの作り方はというと魚を樽に入れて数か月間天日にあてておくため製造過程で強烈な香りがするからだ。そうして出来上がったガルムは香りの強い調味料として用いられた。

また、考古学者によると、古代のアシュケロンはワイン造りでも有名だったという。

考古学者らは、ワイン生産が収入源の1つだったと考えられるビザンチン修道院の遺跡も発見した。修道院の敷地内ではワイナリーと ワイン用水差しをつくっていた陶器工房が見つかった。この発見から、考古学者らは、古代アシュケロンの住民の食生活にワインが大きな役割を果たしていたと結論付けた。

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