03:34 2020年07月12日
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長江に生息するハシナガチョウザメ(Psephurus gladius)は、絶滅したとみなされる。学者たちが数年間にわたって存在の痕跡を見つけようとしたが、見つけることはできなかった。

ハシナガチョウザメは、古代の分類群の2種のうちの1種で、3400~7500万年前に極めて多く生息していた。学術誌「サイエンス・オブ・ザ・トータル・エンバイロメント(Science of the Total Environment)」が伝えた。

現代では、ハシナガチョウザメとヘラチョウザメの2種のみが知られていた。ハシナガチョウザメは長江に生息し、ヘラチョウザメはミシシッピー川水域に分布している。

ハシナガチョウザメの体長は7メートルに達する。1970年代に大量に水揚げされ、その漁獲量は毎年最大25トンに上ったが、1970年代末までに激減した。

ハシナガチョウザメは2005年から2010年の間に絶滅したと考えられている。長江におけるハシナガチョウザメの確認が最後に公式に文書化されたのは2003年。

ハシナガチョウザメは産卵可能となるまでに数年かかるため、学者らは絶滅の理由の1つとして、生殖活動の欠如を挙げている。養殖された個体もないため、復活は不可能となる。

なお、ハシナガチョウザメは、長江でその個体数が急速に減少している生物の一例にすぎないという。2017年から2018年に長江で行われた調査では、ハシナガチョウザメの他に140種の魚の存在が確認されなかった。それらのほとんどは絶滅の危機に瀕しているとみられている。

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