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現在、ベルリンで開催中のドイツがん学会で、ドイツ腫瘍学会によって免疫療法ががん治療に最も効果的な方法という報告があげられた。ドイツ腫瘍学会のヨハネス・ブルンス事務総長は学会のフィールドでスプートニクからの取材に答え、同療法が2019年から開始されていること、がん治療では最新の方法であると語った。
ブルンス氏によると、療法で主役を演じるのはがん細胞を排除する働きがあるT細胞。この方法では、がんの影響でブレーキがかかったT細胞を薬剤で正常な状態にすることが鍵だという。
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ブルンス氏によると、がんの影響を受けたT細胞を患者から採取し、薬剤によってT細胞を
がん治療に必要な状態にする。そのT細胞を患者の病変部位に注入すると、T細胞はがんと闘うようになる。
この免疫療法の有効性は血液がんの治療で証明されている。ブルンス氏によると、この療法の主眼は、がんからの回復率を高めるためというよりも、これまで治すのが難しいと考えられていた悪性リンパ腫などの腫瘍疾患を治療することにあるという。
悪性リンパ腫の腫瘍疾患の患者は、これまで長期に及ぶ化学療法に体が耐えることができなかった。しかしブルンス氏は、薬剤によって正常化されたT細胞を使う治療法は迅速かつ外傷性も少ないため、患者には治癒できるチャンスがあると断言する。
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