19:45 2020年08月06日
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NASA(米航空宇宙局)は、火星表面に約35メートルの穴が開いているのを発見した。その穴は火星のパヴォニス山の斜面にあり、穴の周りは丸いクレーターが広がっている。

研究者らが、火星探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター」が2011年に撮影した画像を分析したところ、この不思議な穴を発見した。NASAの研究者向けブログでは、この穴の構造を説明しており、穴の起源予想についても述べられている。

​パヴォニス山は、火星の赤道付近にある死火山で、その標高は1万4000メートル。火星で高い山のうちの一つとされている。ちなみに地球一高いエベレストの標高は8800メートルだから、この死火山がいかに高いかがよくわかる。また、火星一高い山の標高は2万4000メートル。

穴が発見されたのはパヴォニス山の西側斜面。穴の中に差し込んだ光から、地面には平坦な洞窟のようなエリアが広がっていることが分かる。また影の角度から、穴から内部の底までの深さは28メートルだと算出された。どうやらこの穴は、この火山の噴火口の1つのようだ。噴火口がほぼ真ん丸な形は珍しい。


この穴から推測される可能性は?

NASAの研究者らによると、火星表面に存在するこのような構造のものは、その内部空間は強い放射線から守られているため、いくつかの観点から特に興味深いという。

この穴は第一に、火星の生命を発見できる良い候補地であること。第二に、将来の火星への有人飛行で、宇宙船や探査機、そしておそらく宇宙飛行士のシェルターとして利用できる可能性があるという。

その証拠にNASAのブログでは、「このような内部が空洞な洞窟は紫外線から比較的守られているので、火星の生命発見の有力候補地となっている」、さらに「宇宙船やロボット、さらには人間による火星探査までもが、この穴の内部へ目指すことになる」と述べられている。

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火星, 研究, 宇宙, NASA
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