研究者らは、雄と雌の229個体を対象に、染色体の組み合わせと生物の寿命の関係について研究を行なった。研究者らが対象としたのは動物や鳥類だけではなく、魚、クモ、ゴキブリ、バッタ、蝶、他の生物種の研究も実施した。
同じ染色体がペアとなった個体は平均で17.6%長く生きることが判明した。たとえば、蝶の雄の個体にはZZ型の染色体があり、これらは、ZW型の染色体を持つ雌よりも寿命が長い。
人間では特に女性にXX型の染色体のキャリアが存在し、そのために彼女らの寿命が長くなると研究者らは説明する。
性染色体XY型の組み合わせから、男性は女性より長く生きることができない。こうした結論をオーストラリアのニュー・サウス・ウェールズ大学の研究者らが導き出した。研究成果は『バイオロジー・レターズ』誌のサイトで公開された。
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