09:04 2020年07月10日
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人間はテレビに見入っている時、手元の新しいポップコーンのカップやおいしいものに手を機械的に伸ばしていることに気が付かない。これをやると肥満への道をひた走ることになる。ところが逆に、人は食事中にコンピューターゲームに熱中する場合は、食物の摂取量が最終的にはずっと少なくなっていくことが明らかになった。米イリノイ大学の食事療法の研究者らによる実験結果は、栄養に関する科学誌「The Journal of Nutrition」で発表されている。

研究者らは被験者119人の食への反応をみるため、2つのグループに分けた。1つ目のグループ(55人)には注意力や素早い反応が必要なコンピューターゲームをしながら食べてもらうようにし、もう一方のグループ(66人)は落ち着いて静かに食べる環境に置いた。被験者全員には出した食べ物はクリームケーキ。これを好きなだけ食べてもらうことにした。

実験終了後、研究者らは被験者のケーキを食べた量と、満腹感について分析を行った。すると、ゲームに気を取られていた被験者は、落ち着いて食事をしていたグループとは対照的に、ケーキを食べる量がずっと少なかった。 

この実験の1週間後、研究者らはこの2つのグループの実験内容を丸ごと入れ替えて2度目の実験を行った。すると、研究者らが予期しなかった結果が出された。前回ゲームで遊んだグループ(55人)は、第1回目の実験条件が潜在的に働いたことで、今回は落ち着いて食べられる状態だったのにもかかわらず55人全員が、もう一方のグループよりケーキの摂取量が少なくなったことが明らかになった。

このように、研究者らは意識が食以外のものに向くと、食べ物の摂取量はかなり減少すると結論付けている。

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