01:57 2020年08月06日
テック&サイエンス
短縮 URL
0 72
でフォローする

牛の尿を原料にした日本製の液体肥料が、東南アジアの農村で人気を博している。日本経済新聞の英字版「NIKKEI ASIAN REVIEW」が報じた。

バイオ技術で消臭液を製造する企業「環境大善」(北海道北見市)は、牛の尿に微生物を加え、発酵させた100%天然成分の液体肥料「土いきかえる」を販売。無害、無臭のこの肥料はベトナムやカンボジアなどの東南アジア諸国でも販売されている。

東南アジア大部分の農地は、長年にわたる農薬の過剰散布により、土壌劣化の問題に直面している。さらにこれらの国々では所得が増加したことで、従来の化学肥料から天然由来の肥料への関心が高まっている。

環境大善は、2020年1月までの年間売上高は前年同月比11%増の2億3000万円になると見込んいる。海外比率は、海外事業の成長による販路の拡大で10%を占めている。

同社は、「土いきかえる」をフィリピンやマレーシアでも販売する予定。しかしアジアだけを狙っているのではない。2月、窪之内誠社長は国際協力機構(JICA)とともにブラジルで大豆やサトウキビなどの大規模農地を視察した。

河川や農地に散布される牛の尿は水源汚染や悪臭の元だったが、環境大善はこの厄介者を循環型の資源に変えた。現在、この液体肥料は海外の新規顧客をどんどん獲得している。

関連記事

ビル・ゲイツ「農業はエネルギー産業に劣らず気候に害」

タグ
日本, テクノ
コメント・ガイドディスカッション
スプートニク経由でコメントFacebook経由でコメント
  • コメント