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イルカの国際研究グループの調査で、この生物が仲間から良いスキルを学ぶ能力を持っていることが明らかになった。これまではイルカは母親からしか生活の知恵は学ばないと考えられてきた。キュレント・バイオロジ誌に調査結果が発表されている。
ここで挙げられている賢いイルカとはハンドウイルカ。ハンドウイルカは餌のとり方を学ぶ際に母親のやり方だけでなく、他のイルカの様子を見様見真似で習得していく。
研究者らはこのグループのイルカの行動を長期間観察し、その餌の捕獲の仕方が一種独特であることに気づいた。イルカたちは大型の貝類を投げ上げ、殻を振って中身を取り出している。こうした捕獲法をイルカは、母イルカからではなく、群れの他のイルカから習得していた。
この特殊な捕獲方法は他のグループのイルカには伝授されていない。
調査の発案者、チューリッヒ大学のミハエル・クリューツェン氏はイルカのこうした教授法は高等なサルやクジラにもみられると指摘している。
研究者らは、イルカが社会生活を通して学びの能力を有すことが幸いし、生活条件の変化にも迅速に適応し、サバイバル能力を高めていると推測している。
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