23:38 2020年11月26日
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これまで知られていなかったタイプの天体が、宇宙物理学者らによる電波望遠鏡の観測データの分析で発見された。その天体は円形で、縁が明るく見えることから、研究者らはこれらが銀河系外の何らかの大きな出来事で生じた衝撃波の痕跡ではないかと推測している。この研究論文は学術誌「ネイチャー・アストロノミー」に掲載するべく準備されたもので、ウェブサイト「アーカイヴ(arXiv.org)」で確認できる。

世界で最も感度の高い電波望遠鏡の一つ「オーストラリア・スクエア・キロメートル・アレイ・パスファインダー(ASKAP)」が2019年末、宇宙の進化マップ(EMU)を作成に向けてデータを収集中に3つの奇妙な円形の物体を観測した。

新しいタイプの物体を確認した天文学者らは困惑した。この3つの天体は電波でしか観測できず、X線、光学、赤外線では検出されなかった。研究者らはそれらを「奇妙な電波の円形物体」、あるいは頭文字をとって「オーク(ORC — Odd Radio Circles)」と命名した。

これら3つの天体のうち2つ(ORC 1とORC 2)は、ASKAPとは別の電波望遠鏡のオーストラリアコンパクト電波干渉計でも確認された。さらに、巨大メートル波電波望遠鏡で2013年に観測されたデータの中から4つ目の奇妙な天体も発見された。

この4つの天体は円形または泡のような形をしており、そのうちの3つは天体の縁が特に明るい。オーストラリアの西シドニー大学の天体物理学者、レイ・ノリス氏が率いる研究チームは、これまで報告されたことのなかった新タイプの天体が見つかったと考えている。

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