15:06 2020年09月20日
テック&サイエンス
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7月10日、モスクワ北部にあるケンタッキー・フライド・チキン(KFC)のデジタル技術を取り入れた初の店舗に、日本のファナック(Fanuc)製の自動注文機とロボットアームが導入された。これは今年2020年に新型コロナウイルスによってビジネス界のトレンドが変化していることを考慮した場合、特に時宜を得ており、多くの企業が新しい開発コンセプトを考案するきっかけとなった。

ファナックは今年末、西シベリアのケメロヴォ市にエンジニアリングセンターを開設する。同センターは生産工程の自動化促進を主な目的とする。シベリアにエンジニアリングセンターをつくることは、ファナックが産業持株会社「シベリアビジネス同盟」とのパートナーシップ協定に調印した2018年に初めて提起された。当時のケメロヴォ州知事がケメロヴォ市にエンジニアリングサービスセンターを設立することについて検討するようファナックに提案した。ファナック・モスクワ事務所の総責任者、アレクサンドル・ヤシキン氏は、通信社スプートニクのインタビューで次のように語った-

「私たちはこの地域(ケメロヴォ)の将来性を理解しています。エンジニアリングセンターは(ケメロヴォにある)クズバス州立工科大学をベースに設立され、ファナックにとってロシアで6番目の地域センターとなります。すでに視察が行われ、しかるべき設備やロボットが設置される研究所内の場所が特定されています。10月には(モスクワ郊外の)スコルコボにもエンジニアリングセンターを開設する予定です。センターの主な活動目的は、自動化に向けた技術ソリューションの導入における開発および支援、サービスサポート、若手人材の育成訓練、地域のWorldSkills(技能競技大会)のサポートです。また、もちろん私たちは地元の産業企業や農業企業との緊密な結びつきの必要性や、効率を高め、職場をより安全にすることに役立ったロシアおよび世界ですでに実装されているソリューションをこれらの企業に示す必要性を理解しています。同地域の工場の自動化需要は高いのです。」

日本のファナック製の自動注文機とロボットアーム
© 写真 : KFC
日本のファナック製の自動注文機とロボットアーム

ケメロヴォ州産業省によると、ファナックは畜産施設、機械製造工場、食品製造企業の自動化に関するプロジェクトを提案する用意があるという。ファナックはロシア市場に進出してから16年間で数千ものコンピュータ数値制御(CNC)システム、産業用ロボット、工作機械を導入しただけでなく、サービスセンターや人材育成センターも設立した。ファナックとロシア企業の協力の成功事例は数多くある。アルタイとケメロヴォの鉄道車両製造メーカーへの溶接ロボットシステムの導入、チェリャビンスク州ミアス市にあるアフトリアル社のためのCNCマシンと加工センター「ROBODRILL」、サンクトペテルブルクのレーザー溶接技術研究所向けのロボットアーム、モスクワの機械製造企業「ルベジェ」向けのロボットシステムなどがある。

ロボット工学と産業オートメーション分野における世界的リーダーであるファナックは、60年以上の経験を持つ。ファナックの製品はスマートフォン、家具、食品の製造から自動車製造、航空機製造、重工業、鉄道車両まで、さまざまな分野の最先端産業で使用されている。ファナックはロシアを含む108カ国に事務所を持っている。

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露日経済協力, ロボット
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