14:30 2020年09月22日
テック&サイエンス
短縮 URL
0 50
でフォローする

米国からロシアに移譲された浮遊式宇宙船発射基地「マルスコイ・スタート」が復活する。国際軍事機器フォーラム「アールミヤ-2020」の席でユーリー・ボリソフ副首相が記者団に明らかにした。

同副首相は、「私は文字通り1週間前にウラジオストク市から帰ったばかりだが、そこで自らこのユニークな建造物『マルスコイ・スタート』を歩いてみた。『マルスコイ・スタート』を復活させず、利用しない私たちは愚かだった。すべてこれは技術的には可能なのだ」と語った。

浮遊式宇宙船発射基地プロジェクト「マルスコイ・スタート」は、1995年に創設されたが、その目的は、宇宙ロケットの海上発射コンプレクスの開発と、打ち上げにもっとも適した赤道上からの発射にある。赤道上からの発射は、地球の回転速度の利用という点で最適だといえる。

同プロジェクトにはロシアや米国、ウクライナ、ノルウェーの企業が参加したが、2009年にコンソーシアムが破産を宣告。2016年にロシアの宇宙開発国営企業「ロスコスモス」の子会社が同じく宇宙開発企業「S7グループ」と共同で購入を行った。

2020年3月に米国務省側から認可を得て、同コンプレクスはロシアに移譲された。「ロスコスモス」社は、2024年からの打ち上げ再開のため「マルスコイ・スタート」の作業復活を関連企業の課題と位置付けた。

ボリソフ副首相によれば、現在、同氏の依頼にもとづき、ロケット「ソユーズ5」プロジェクトでの利用、また、このコンプレクスに特別に対応するロケットプロジェクトの完成の可能性についての評価が行われている。

関連記事

タグ
米国, 宇宙, ロシア
コメント・ガイドディスカッション
スプートニク経由でコメントFacebook経由でコメント
  • コメント