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気候変動に関する最悪なシナリオが、人間活動の影響で現実のものとなりつつある。この結論は、過去20年間の海面上昇速度を調査した英リーズ大学とデンマーク気象研究所の研究者らによって導き出された。この研究内容は、学術誌「ネイチャー・クライメト・チェンジ」で報告されている。
同研究の概要は「ユーレックアラート!」のプレスリリースに掲載されている。
研究者らの報告によると、グリーンランドや南極の氷床の融解速度は急上昇を続けており、世界中の海面水位は90年代以降1.8センチ上昇した。
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Sputnik / Ekaterina Lyzlova
気候変動に関する政府間パネルによると、この海面上昇は温暖化に関する最悪なシナリオの内容と一致している。
英リーズ大学とデンマーク気象研究所の研究者らによると、氷床の融解がこのままのペースで続けば、海面はさらに17センチ上昇し、大規模洪水の発生により今世紀末までに1600万人が住む地域に影響を及ぼすという。
研究者らは「氷河の急速な融解速度は、我々が予測した気候モデルを上回るものとなっている。我々は海面上昇に関連するリスクに対する備えができない恐れがある」と警告している。
研究者らによる最新の観測結果によると、海面は現在毎年4ミリずつ上昇している。
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