14:35 2020年09月22日
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恐竜の体重を推定する2種類の方法が、オーストラリアとカナダの古生物学者らによって開発された。これらの方法により、ティラノサウルスのオス(成体)の体重は推定約7トンであったことが導きだされた。この研究結果は、科学誌「バイオロジカル・レビューズ」に掲載されている。

古生物学者らは、6600万年前に絶滅し、骨しか残っていない恐竜の体重を推し測る方法を以前から議論してきた。つまり、発見された骨から恐竜の大きさは判断できるが、どのくらいの体重であったのかは正確にはわからない。例として、最大の肉食恐竜であるティラノサウルスの推定体重は、3〜18トンと幅広いものだった。

プレスリリースには「恐竜の体長と体重は、食事量、生殖、運動量など恐竜の生活のほぼ全ての側面を決定するものです」と、この研究の責任者であるニコラス・カンピオーネ博士の言葉が引用されている。

同博士が率いる研究チームは、1905年以降の恐竜に関する研究資料を収集。その膨大なデータベースを2種類の体重推定法を用いて分析した。

まず一つ目の方法は、発見された恐竜の骨の大きさを現代の脊椎動物の骨と比較することで、恐竜の手足や他の部位の大きさや体重を導き出す手法。2つ目の方法は、3次元の復元データを作成することで恐竜の体重を大まかに推定するというもの。

研究者らによると、この「二重」のアプローチは恐竜の体重を「測定する」最も良い方法であり、今日では類似の生物が存在しない絶滅した動物の体重値をより正確に評価できるという。

研究者らはこの2つの方法により、成体のティラノサウルスの体重は約7トンだったと推定している。しかし、人間の成人でも体重に個人差があることから、成体のティラノサウルスの体重は5〜10トンであったと推測している。また、ティラノサウルスにも個体差があることは、古生物学者らの調査で明らかになっている。

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