02:51 2020年11月30日
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米国の天文学者らは、望遠鏡や肉眼でも確認できるいくつかの太陽系外惑星(太陽よりも遠い軌道をめぐる惑星)が、地球上で起きている出来事を見ている可能性があるとの研究を発表した。この研究は、米コーネル大学のウェブサイトで報告されている。

同大学の天文学者、リサ・カルテネッガー氏とジョシュア・ペッパー氏は、米航空宇宙局(NASA)のトランジット系外惑星探査衛星(TESS)の星カタログを用いて、太陽系外惑星を含む太陽に似た惑星1004個を特定。これらの外惑星では生命が誕生している可能性があることから、地球で起きている出来事に気がついている可能性もありうる。

研究者らは今回、天球上の太陽の通り道である黄道上に位置する全ての外惑星が、地球を「見ている」ことを明らかにした。これにより、外惑星は、年に一度地球が太陽を横切るのを見ることができるようになる。また、この現象を利用して地球の天文学者も外惑星を検出し、それらの特徴を特定していくことができる。

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© 写真 : Jacqueline Orrell / SLAC National Accelerator Laboratory
研究者らは、地球を観察する地球外生命体がいるのなら、彼らは地球の存在だけではなく、地球上で20億年以上前から酸素を含む大気の中で生命が存在する兆候も見つけることができたとみている。

今回特定された全ての太陽系外惑星は、地球から約300光年離れたところにある。

さらに研究者らは、もし我々が地球外文明との接触を確立したいのであれば、地球が太陽を通過するのが見える可能性のある惑星系に焦点を当てて探索する必要があるとの考えを示している。

研究者らは、TESSによる幅広いミッションの一環として、観測点である地球から、地球が太陽を横切る際に地球上の生命をすでに発見している可能性のある黄道上に位置するトランジット系外惑星の探索にTESSが特に注意を払っていくことに期待を寄せている。

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