20:55 2020年11月30日
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放射線を可視化する素材が、ロシアのトムスク工科大学(TPU)と中国の研究グループによって開発された。その素材とは無機ガラス。様々な分野で幅広い応用が可能であるという。この研究結果は、学術誌「Journal of Luminescence」に掲載されている。

この無機ガラスは、建物の透明な壁や屋根、街灯などの建設分野や様々な領域で幅広く活用されるという。

今回開発された新しいタイプの無機ガラスは、希土類元素のイオンを多く含む多成分ガラス。研究者らによると、このタイプの無機ガラスには今後将来性が見込めるシンチレータという重要な物質が含まれているという。

シンチレータとは、放射線に励起されると発光する特性を持つ物質のこと。トムスク工科大学の研究者らによると、この物質は、放射線検出器や線量計、医療用エレクトロニクス、セキュリティシステムなど多くの分野で用いられている。

今回開発された新技術は、多成分ガラス製シンチレータを安価に、大量生産を可能にするという。

この無機ガラスが持つ潜在的な特徴は、無機単結晶の分野で主要な競争相手を追い抜くことができる。無機単結晶は、無機ガラスよりもはるかに優れているものの、製造コストが非常に高く、製造に手間がかかるという欠点がある。

トムスク工科大学の研究者らは最近、エコでクリーンな燃料の開発に成功した。この燃料は、効果の面で褐炭に引けを取らないものだという。

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