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天文学者らは、珍しい宇宙物体のスペクトル特性を研究し、その軌道が火星と交差する小惑星101429 (1998 VF31)は月の破片である可能性があるとの結論に達した。研究結果がIcarus誌に掲載された。
101429 (1998 VF31)は、太陽と惑星の間で重力のバランスがとれている位置(ラグランジュ点)に捕らわれた小さな天体のグループであるトロヤ群の小惑星。太陽系ではこのような小惑星が7681個確認されている。この101429を除いて、そのすべての小惑星がエウレカ族に属している。
学者らは、101429とエウレカ族の小惑星の反射スペクトルを比較し、組成が異なっていることを示している明確なスペクトルの違いを明らかにした。101429のスペクトルは、月のスペクトルと驚くほど似ていることがわかった。研究に参加した1人は、101429のスペクトルが月のクレーターや山の内部などの部分とほぼ同じであることに注目している。
学者らは、101429が月の初期の地殻の古代の断片である可能性があると考えている。一方、他の説も除外していない。学者らは、より強力な分光器で観測を続ける計画。
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