13:16 2021年01月17日
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今月、日本の数か所で鳥インフルエンザが大流行した。最初に流行が確認されたのは香川県で直ちに殺処分がなされたほか、自衛隊まで動員された。25日、今度は福岡県で感染拡大が確認され、9万羽が殺処分されたが、それでもおよそ100万羽が処分された香川県に比べれば規模は小さい。鳥インフルエンザのウイルスはどれほど恐ろしいのか? 世界保健機関(WHO)はどんなアドバイスをしているのか? スプートニクが検証した。

私の身も危ない?

人間も鳥インフルエンザには感染しうる。とはいえ感染の危険性があるのは、基本的に感染した家畜(生きているものでも、死体でも)と濃厚接触を行う人だが、生きた鶏を売り買いする市場、鶏舎など感染環境にいる場合は感染の危険性はある。鶏の糞で汚れた物も感染源となりやすい。

一番感染しやすい環境は感染した鶏を屠殺したり、加工した堆積物のある場所。

別の人からの感染はありうる?

WHOの調べでは現段階ではヒトからヒトへの感染は報告されていない。これがありうるとすれば、大規模感染、ひいてはパンデミックが引き起こされかねない。鳥インフルエンザのウイルスは突然変異を起こすと伝染病になってしまう。ただし、ヒトからヒトへの感染は極めて稀。

町の鳩は近寄らないほうがいい?

鳩は鳥インフルエンザの感染、伝播を起こすことはあるが他国の過去の例を見ると、この点での鳩の「貢献度」は極めて低い。それでも鳩が群れている場所には近づかないにこしたことはない。

どんな症状がでるか?

人間が鳥インフルエンザに感染した場合、発熱と咳という軽度の上気道感染症と同じような症状が出て、初期段階で痰がでる。中には重症化するケースもあり、急性の呼吸困難に陥って、最悪の場合、死に至る。結膜炎、胃腸に症状が出る、脳炎まで達することもある。

鳥インフルエンザの蔓延する地域に住んでいる人は風邪の初期症状が見られた場合は 躊躇せずに医者にかかるほうがいい。

食物からの感染は?

ちゃんとした手筈をふんで料理された食物なら危険なことはない。WHOの調査では、現段階では調理された食物は食材が感染していた場合もそれを介した感染例は報告されていない。

ウイルスは熱に敏感で70度の熱処理で殺菌できる。家庭で鶏が調理されるときはこれよりはるかに高温で処理されるため危険はない。ただし、しっかり火が通っていないピンク色の部分には注意。

調理の際は生の鶏肉の汁が生食用の他の食材に垂れないよう気を付ける。調理後は手と調理台の上をよく洗う。洗浄は石鹸のお湯で十分。

鳥インフルエンザが流行した地域 では卵はゆでる、焼く以外の生食では料理に使わないこと。ゆでるときは固ゆでにする。

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WHO, 鳥インフルエンザ
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