07:45 2021年01月28日
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がん治療最先端 「21世紀のペスト」とどう戦うか (55)
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英ウェールズのルシン在住の末期がんの女性患者は、最近認可された最先端のがん治療を受け完治した。英紙デイリー・メールが報じている。

ヘレン・ウィン・ヒューズさん(32)は、第3子を妊娠中の2018年にグレープフルーツ大の腫瘍が見つかり、悪性リンパ腫と診断された。ヒューズさんは化学治療を開始し、その10週間後に出産した。

2019年秋、医師はヒューズさんにがんは治療に対して反応がなく、すでに骨、肝臓、に転移していると告げた。

ヒューズさんは、「最悪の事態に備えて、子どもたちに準備をしておくようにとアドバイスされたのです」と振り返っている。

ヒューズさんは、2019年のクリスマスには子どもたちが彼女のことを忘れないように、小さなメモリーボックスをプレゼントした。「『どうやらこれがママとの最後のクリスマスになるらしい』と伝えなればなりませんでした。子どもたちはまだ小さいので、メモリーボックスを用意するのは本当に大変でした」

しかしその頃ヒューズさんは、英国民保健サービスが承認して間もないがんの治療法「CAR-T細胞療法」を受けてみることを勧められていた。


CAR-T細胞療法

CAR-T細胞療法とは、患者自身の免疫細胞を改変して、効果的にがん細胞と戦うようにする手法。これは、免疫機能の役割を果たす患者のリンパ球が腫瘍に対処できるほど強くないためだ。そのためこの治療法により、免疫細胞は、がん細胞の探知能力が上がり、免疫反応を強化することができる。


ヒューズさんは、「CAR-T細胞療法は最後の希望でした。私は何でもやりたいと思っていました」と語っている。

治療が終わり、ヒューズさん一家は治療結果の発表を半年間待った。ヒューズさんは、「医者に治ったと言われた時、みんなで泣きました。最終的にがんは完全になくなったのです。最悪の事態も覚悟していましたが、CAR-T細胞療法は私の命を救ってくれました」と語っている。

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