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トラキア・デモクリトス大学(ギリシャ)の研究者らは、スペインのシマ・デ・ロス・ウエソス洞窟で発掘作業を行い、古代の人々は極度の寒さを乗り越えるために冬眠していたとの結論に達した。ガーディアンが報じた。
研究者らが古代人の骨を調べたところ、その骨には冬眠する動物にみられる損傷や病気と同じものが見つかったという。
研究者らは、これは古代の人々が代謝を抑え、数ヶ月間眠ることができたことを物語っているとの見方を示している。
研究者らによると、見つかった古代人の化石は季節変動を示しており、これは古代人の骨の成長が毎年数ヶ月間中断していたことを示している。
研究者らは「冬眠は彼らにとって寒さを乗り越えるために洞窟で何ヶ月も過ごして生き残ることを可能とした唯一の解決策だった」としている。
また研究者らは、同じ場所で見つかったホラアナグマの骨の損傷が、古代人の骨にみられた損傷と一致したと指摘した。研究者らはこれについて、古代の人々が寒く、食料が不足する中で生き延びるためにクマと同じことをしたことを裏づけるもう一つの証拠だとの見方を表している。
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