04:37 2021年09月29日
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地球付近の宇宙空間に浮遊する宇宙ゴミを清掃する2つの新たな方法がモスクワの研究者らから提案された。ロシア人科学者の開発した方法は破片を回収し、それを「リサイクル」軌道、つまり地球の分厚い大気圏に移動させるというもの。ゴミは大気圏に持ち込まれたとたんに焼却される。第1の方法は低い、地球近くの軌道の宇宙ゴミの回収用で、2番目の方法は静止軌道に浮かぶごみの回収に向いている。

球近くの軌道を浮遊する宇宙ゴミは飛行中のロケットから切り離された段階部分や老朽化した宇宙機器で、これを清掃するためにロシア人研究者らが提案したのは宇宙ゴミ回収船を使う方法。船は全長11.5メートル、直径3メートル、重さ4トン強で8から最高で12個のエンジン付きモジュールを積載することができる。リサイクル軌道に重さの異なるロケットの切り離し部分を運び出すには、試算で50 ~360キロの燃料が必要。これを計算に入れると宇宙ゴミ回収船はスタート時点で8~12トンの重量になる。最新型の加速器であればこれだけの重さは1000キロ以内の地球付近の軌道のどの地点にも簡単に投入できる。宇宙ゴミ回収船のモジュールの終了後、最後のモジュールと合体し、大気圏の一番上空へと移動して、そこで燃焼して役目を終える。

静止軌道の清掃方法は、宇宙用タグボートを使うというもの。宇宙用タグボートの全長は3.1メートル、幅2.1メートル、重量2トン。試算では静止軌道でモジュールを使うほうがはるかに多くの燃料をくう。結果として静止軌道での清掃に必要なゴミ回収船台数は3-4倍多くなり、作業効率も目だって落ちてしまう。このため静止軌道のゴミ回収にタグボート式の宇宙船を用い、リサイクル軌道への運搬のみに専心させた場合、耐用年数は最長で15年まで伸び、40個から45個までの宇宙ゴミの焼却が可能となる。

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