01:43 2021年04月22日
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1976年にエボラウイルスを初めて発見したコンゴの微生物学者ジャン=ジャック・ムエンベ=タムフム氏は、コンゴで新たな致死性の病気が発生する可能性があると警告している。米CNNが報じた。

同氏によると、同国西部インゲンテの女性患者の1人が出血熱の兆候を示していたという。その女性は分析検査を受けたが、さらなる検査を受けるために首都キンシャサの国立生物医学研究所に搬送された。現地の患者らには、エボラや医学的に知られている他の病気の兆候は見られなかった。

ムエンベ=タムフム氏は、その女性患者が新規の、過去に発見されたことのない病原体によるゼロ号患者の可能性があると指摘し、この病気を「病気X」と命名している。同氏は、この新しい病気は新型コロナウイルスと同じくらいの感染力があり、死亡率はエボラウイルスの50〜90%になる可能性があると試算している(エボラウイルスの場合、感染者の半分が死亡する)。

未知の病原体が見つかった女性患者は現在隔離され、親族とのコミュニケーションはプラスチック製の窓を隔てた状態でのみ許可されている。エボラウイルスに感染することを恐れる地域住民から、その女性患者とその家族が危険にされされることのないように、患者の身元は秘密にされている。

「病気X」の発見については、仮説的な状況にあるという。それにもかかわらず、世界保健機関(WHO)は新たな伝染病の発生を強く懸念している。

ムエンベ=タムフム氏は以前、人類は将来、動物から人間に感染する新たな人獣共通感染症に直面すると警告していた。同氏は、そういった病気が新型コロナウイルスよりも危険なパンデミックを引き起こす可能性を否定していない。

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