プーチン大統領 世界で最も強力な中性子炉の運転開始を宣言

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ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、世界で最も強力な中性子炉「PIK」の運転開始を宣言した。この中性子炉は、ウクライナのチェルノブイリ原発事故(1986年)以前に建設を開始している。

プーチン大統領は8日、「PIKの運転を開始してください」とオンラインで参加した運転開始式で宣言した。

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この中性子炉は、B.P.コンスタンチノフ・サンクトペテルブルク核物理研究所(PIAP)で運転を開始した。同研究所は、ロシアの原子力研究の中心であるクルチャトフ研究所に属している。

中性子炉「PIK」は、中性子や中性子線、ミクロの世界の研究、その他多くの基礎科学研究を行う目的で設計されている。

この中性子炉は、物理学、生物学、化学の分野におけるユニークな研究を可能にしている。またこれはロシアだけではなく、2020年代半ばまでに中性子を使う研究に対する世界の需要を実質的にすべて満たすことができるという。


長年にわたる中性子炉の建設

中性子炉「PIK」の建設の第一段階は1980年代に完成し、1986年には70%が完成していた。しかし、チェルノブイリ原発事故後、このプロジェクトは安全性の観点から抜本的に見直され、新しい専門家による審査が1991年まで行われた。

しかし、その後の数年間は建設が事実上凍結された。この状況が変わったのは2011年のことだった。

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