13:21 2021年03月05日
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日本の理化学研究所は10日、毛髪を繰り返し作り出す「毛包」という器官のメカニズムを解明し、器官を大量に作製する方法を開発したと発表した。研究結果は学術雑誌「Scientific Reports」に掲載された。

動物のほぼ全ての器官(臓器)は発生過程において形成され、その後再び作り直されることはないが、毛髪を作り出す「毛包」という器官は唯一、生涯に渡り毛を繰り返し生えかわらせることができる。しかし、そのメカニズムはこれまで分かっていなかったという。

理化学研究所の辻孝チームリーダーらの研究グループは実験で、マウスから採取した毛包に存在する幹細胞を生体外でさまざまな方法で培養した結果、6日間の培養で約190倍にまで増幅させることに成功した。また、長期間周期的に毛を再生させるために必要な幹細胞集団を明らかにした。

さらに、これらの細胞を大量に培養しマウスに移植したところ、形成した毛包の約8割が3回以上生え替わったという。

この結果を応用すれば、1つの毛包を約100倍以上に増幅させることが可能になるといい、研究グループは脱毛症など毛髪の再生医療の実現が期待できるとしている。

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科学研究, 日本
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