01:36 2021年03月09日
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ロシア国立内分泌医療研究センター長のイワン・デドフ氏は、糖尿病患者の新型コロナウイルス感染による死亡率の高さの原因について説明している。同氏によると、糖尿病患者の体内では赤血球がグルコースと結合するため、赤血球が組織に必要な量の酸素を送り届けることができない現象が起きており、これが死亡率の高さにつながっているという。

デドフ氏、保健省内分泌学者でロシア科学アカデミーに属している。同氏はロシアのウラジーミル・プーチン大統領との会談で、このパンデミックでは糖尿病の患者が最も脆弱な存在であると指摘したが、その原因は血管障害だけではないのだという。

デドフ氏は以下のように説明している。

「最も重要なことは、赤血球(ヘモグロビン)は通常、4分子の酸素と結合して組織に酸素を届けるが、糖尿病患者の場合だとヘモグロビンがグルコースと結合しているため酸素4分子全てと結合できず、組織には酸素1分子か2分子を運ぶか、全く運ばないことが起きる。そのため、感染した糖尿病患者には代謝性の低酸素症、そして肺の低酸素症が起きるため死亡率が高くなる」

デドフ氏は、新型コロナウイルス感染に最も効果的な治療法として、同センターの独自の方法を提案している。その治療法とは、副腎皮質ホルモンを用いる方法。このホルモンは、免疫系を調節する役割を持っているが、アレルギーやその他の好ましくない作用や有害な影響を止めることができるという。

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