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英国の遺伝学者らは、ヒトの腸内微生物叢に生息するウイルスの多様性に関する大規模な研究が完了したことを報告している。この研究によって、腸内に生息する約14万種のウイルスが同定された。この研究論文は、学術誌「セル」に掲載されている。
研究者らは今回、世界の様々な地域に住む人々から採取した腸内微生物叢のサンプル2万8000以上の分析を行った。
研究者らはそのサンプルから14万2809種のウイルスを同定し、リストを作成したところ、そのうちの半数以上がこれまでに発見されたことのないものだった。
研究者の1人であるアレクサンドラ・アルメイダ博士は、「すべてのウイルスが有害であるわけではない。私たちの腸内に未知の種が数多く生息していることは驚くべきことで、それらの種とヒトの健康との関係性を明らかにすることは興味深いことなのだ」と英サンガー研究所のプレスリリースで述べている。
研究者らによると、今回同定されたウイルスのほとんどはDNAを遺伝物質として持っている。このようなウイルスはジカウイルスや新型コロナウイルスなどの危険なRNAウイルスとは異なるため、ヒトを脅かす存在ではないという。
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