人とネットの関係は、動物の行動に似ている

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国際的な研究者チームが調査を行なった結果、人間によるソーシャルネットワークの利用は、動物の調教における「学習と報酬」の行動パターンと一致することが分かった。ただし人間が求めるのは、餌ではなく、「いいね!」である。この研究結果は、学術雑誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」Nature Communicationsに発表された。

研究者らは4,000人以上のユーザーが登録しているインスタグラムなどのソーシャルネットワーク上に上げられた100万件以上の投稿の分析を行なった。すると、誰もが、できるだけ多くの「いいね!」がつくような形で投稿をしていることが分かった。ユーザーからの良い反応があるとより投稿数も上がり、あまり反応がないと、投稿数も少なくなる。

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研究者チームが、調査によって得られたデータを、スキナー箱(オペラント条件や行動研究に用いられる実験箱)に入れたネズミの行動と比較したところ、ソーシャルネットワークを利用する人々の行動は「学習して餌をもらう」という行動パターンと一致することが分かった。つまり、ソーシャルネットワークのページをより活発に使うという行動は、実験箱の中のネズミが、餌を得るために必死にレバーを押す原理と同じものだというのである。

この結果を実証するため、研究者らはオンライン実験を行なった。実験は、176人のインスタグラムユーザーを集め、ミームを投稿してもらい、その反応として「いいね!」を押してもらうというもので、結果は、予想通り、投稿により多くの「いいね!」がついた人は、より頻繁に内容を更新することが分かった。

この研究を実施した目的について、研究者らは、ソーシャルネットワークがなぜ人々の日常に大きく入り込むようになったのかを解明し、SNS依存の問題をどのように解決すればよいのかを理解するためだと説明している。

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