16:23 2021年04月21日
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情報を「記憶」させるためにスマートフォンを頻繁に使うと、脳が弱ってしまう恐れがある。モスクワ大学のアレクサンドル・カプラン教授(生物科学博士・心理生理学者)は、ラジオ・スプートニクとのインタビューで、このプロセスが脳に何をもたらすのかについて語っている。

カプラン氏によると、今まで脳が覚えなければならなかったデータを、今は記憶機能を持つスマホが代行しているが、これは脳の働きに影響を与えることになる。運動しないと筋肉が萎縮するように、記憶を司る脳のメカニズムも、常に働かなければ弱くなるという。

同氏は、「外部の記憶装置を使って参考情報にアクセスしたり、ルートやスケジュールを作成したり、本やイベントの一部を見たり、万が一のために写真に収めておくことで、脳は内部で記憶するよりも、外部の記憶装置を使うことになれていく」と説明している。

「脳は本来、どんな情報でも分析する性質を持っている。しかしそれをしないとなると、情報を『必要』か『必要ではない』ものかに分類することができない」

カプラン氏は、「そのため、『必要のない』情報の割合が非常に多くなると、脳はリソースのかなりの部分を無駄にせざるを得なくなる」と指摘している。

同氏は、記憶力に悪影響を及ぼすことを恐れてスマホを手放すべきではなく、スマホの使いすぎをやめ、長時間使用しないようにすべきだと述べている。

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