04:17 2021年05月18日
テック&サイエンス
短縮 URL
0 21
でフォローする

生活満足度の低下は、認知症の症状の1つである可能性があることがシドニー大学(オーストラリア)の研究者らによって明らかになった。この研究論文は、学術誌「ブレイン」に掲載されている。

この研究では、前頭側頭型認知症87人、アルツハイマー型認知症34人の計172人を対象としている。研究者らは今回、人が喜びを感じなくなるのは、脳内の神経回路グループである「報酬系」に関連する神経細胞が萎縮することが原因であることを突き止めた。

研究者らは、前頭側頭型認知症の患者が喜びを感じなくなる(無快感症)を確認した初の研究であるとしている。この症状はうつ病、双極性障害、強迫性障害などの患者にもよく見られる。このため、認知症の初期段階ではうつ病と間違われることが少なくない。

研究によると、前頭側頭型認知症患者には、アルツハイマー型認知症患者や他の患者と比べて、無快感症が多く見られた。また、認知症における無快感症に関係する変化は、うつ病やアパシーで見られるものとは異なっていたことが分かった。

関連記事

タグ
医学
コメント・ガイドディスカッション
スプートニク経由でコメントFacebook経由でコメント
  • コメント