02:35 2021年08月06日
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米国の海洋大気庁の研究者らは、世界の気候変動による異常気象現象以外に、人類はすでに2030年代はじめにかけて別の脅威に直面するおそれがあると表明した。それは、より頻繁に発生する猛烈な洪水であり、潮の満ち引きに影響を与える月の軌道変動によって引き起こされという。科学誌『ネイチャー・クライメート・チェンジ 』が報じた。

米航空宇宙局(NASA)が実施した最新研究では、すでに2030年代には満潮による洪水が現在のような月2~3回ではなく、平均で30日に12回以上発生することを示している。また、洪水発生の時期は年間を通じて均等には発生しないことが予想される。同誌によれば、もし当局があらかじめ沿岸部の強化と防御で必要な措置を講じなかった場合、洪水は次々に起こり、沿岸地域の多くの住民が生きる術を失う可能性があるという。

研究者らは、予想される洪水発生の日数増加は、氷河の記録的な溶解のスピードと世界の大海の海面レベルの上昇だけではなく、月の軌道変動が特徴となると指摘する。地球に対する月の位置は18.6年のサイクルで周期的に変動している。サイクルの前半、月は上げ潮を抑制し、引き潮の力を強めるが、後半には反対に、引き潮が弱まることから満ち潮の力が強くなる。

科学誌『ネイチャー・クライメート・チェンジ』は、次に上げ潮が強まるサイクルは2030年代の中頃にはじまると報じている。この時までに世界的な海面レベルはかなり上昇し、これらの高潮は非常に破壊的なものとなる。

この間、通信社「スプートニク」は、世界の海面上昇を原因に、ロシアの極東地域で増加する危険な洪水について報じている。

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