研究者が長寿の秘密に関して新たな説を提起

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研究者が長寿の秘密に関して新たな説を提起 - Sputnik 日本, 1920, 02.08.2021
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科学誌『ネイチャー』に日米の研究者らの新しい調査結果が発表された。同研究者らは腸内細菌があらゆる病気に対応するための人間の能力に影響を与え、長寿の秘密を解き明かす新たなデータを提供した。

医師らは以前から、腸内細菌が人間の健康上で重要な役割を果たしていると規定していたが、しかし、年齢と共に多様性が失われ、老人性の衰弱を引き起こし、感染症や慢性疾患のリスクを高めるという。しかし、90歳以上の長生きの人たちの何人かには、老化に伴うこうした問題が見うけられない。この現象の解明に日本の慶應義塾大学と米国のハーバード大学およびマサチューセッツ工科大学によるブロード研究所の研究者らが取り組んだ。

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100歳以上生きるコツ 長寿を支える要因が調査で明らかに
研究者らは、平均年齢107歳の300人超の日本人の排泄物のサンプルと、85歳から89歳と21歳から55歳までの対照群からなる臨床試験参加者のサンプルで発見された細菌の比較を実施した。

調査の結果、長寿者には非常に高いレベルで何種かの細菌が存在していることが判明した。これらの細菌は特別な抗菌化合物を生成する特殊な胆汁酸で、感染から腸を保護するだけでなく、身体の免疫反応の調整を行う。そうすることで細菌が慢性疾患の進行や老化の発生を抑制する。

今後、研究者らは、長寿者の腸で発見した有益なバクテリアをプロバイオティクスの生成に活用することを計画している。これらのバクテリアは人間の長寿を可能にし、長い人生の質を高めることになる。

この間、通信社「スプートニク」は、英国の生物学者の研究について紹介したが、研究者らは彼らが開発した血液分析を使用し、人間が最高どの年齢まで長寿が可能か定義した。


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